2011年3月13日日曜日

東北地震の被災者の無事をお祈りします

私は会社(都内)で打ち合わせをしていたのですが、かなり揺れました。
これまでも地震で恐怖を感じた事はありますが、今回ほどのは初めてです。
もちろん被災した方は私の比ではないと思います。
まだ行方不明の方も多いようですが、1人でも多くの無事をお祈りします。


ちょうど先週より地震画面の作成を行っており、この週末にリリースしようと考えていました。そんな矢先の地震でした。
中途半端にリリースしても混乱を招くだけかとの不安もあったのですが、少しでも役に立てればと、土曜日の昼頃にリリース(v0.5.0)しました。
本日の夕方、改善版をリリース(v0.5.1)しています。



私のアプリでは気象庁ホームページの地震情報の「震度速報」と「各地の震度に関する情報」が見えます。
オンラインヘルプやマーケットのアプリ紹介にも書いていますが、少し画面の説明をしておきます。画面の説明は気象庁ホームページの方が正確かつ細かいので、そちらもご参照ください。(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index_seisinfo.html

地震が発生した場合の気象庁の動きは以下の順番になっています。(不要なところは割愛)
1. 震度5弱以上の地震が発生した場合、緊急地震速報を発表。
2. 震度3以上の地震が発生した約1.5分後、「震度速報」を発表。
3. 最終的には、震度に関わらず「各地の震度に関する情報」を発表。

今回の地震が発生してから気象庁ホームページを追っていたのですが、最初の地震の後に2が更新されていたのは確認できました(タイミングは不明)。
しかし、3が更新されていたのはかなり後(数時間後)になってからでした。(キャッシュの問題かも知れませんが)

また、震度速報は1つの地震に対して複数回発表される事があるようです。

元々地震画面を作成し始めたときは「各地の震度に関する情報」のみ表示していたので、v0.5.0はそれだけの表示となっていました。
上述の通り、各地の震度に関する情報の更新はだいぶ時間がかかることがあるようなので、v0.5.1では「震度速報」も表示できるように改善しています。


また、地震通知の判定は震度速報、各地の震度に関する情報の両方で行っていますので、1つの地震に対して複数回の通知がされることがあります。
私のアプリでの”通知”とはあくまでPULL型の通知、つまり、スマートフォン上のアプリが情報を更新した時、情報が条件を満たしていた場合にユーザに知らせるものです。どこかからスマートフォンに通知してくれるもの(PUSH型)ではありません。
緊急自身速報とはまったく原理や即時性が異なる点はご注意ください。
同様に、その他各社が行っているような”メールでお知らせ”とも原理や即時性で異なります。

v0.5.0では各地の震度に関する情報の一覧画面に加え、リンク先の詳細画面の情報([詳細]ボタンをクリックした際に表示される文字情報)も取得していました。
そのため、1回の更新で一覧画面+詳細画面分の通信が必要でした。
一覧画面には7日分の情報があるのですが、地震前は地震の回数が20回程度だったのでそれほど問題ではなかったのです。
しかし、地震後はこの7日間で地震の回数が200回を超えていたため、1回の更新にかなり時間がかかっていました。(長いと5分くらい?)
v0.5.1では更新時には一覧画面のみを取得し、[詳細]ボタンをクリックした際に情報を再取得するよう修正しています。
ちゃんとした計測は行っていませんが、更新時間がかなり短縮できたと思います。


ところで、気象庁の発表では今回の地震はマグニチュードが9.0のようです。(ホームページは更新されていないんだけど…)
ちょっと調べてみたのですが、マグニチュードは1上がるとエネルギーが約30倍、2上がると1000倍になるらしいです。
運動エネルギーで考えてみると、エネルギーは速度の二乗に比例するので、エネルギーが30倍ということは速度が5〜6倍、1000倍ということは速度が約30倍です。
阪神大震災はマグニチュード7.3らしいので、今回の地震のエネルギーの比は約320倍、速度比にしてみると約18倍。
つまり、阪神大震災を時速50kmで走っている車が衝突した際の衝撃とすると、今回の地震は時速900kmで飛んでいる飛行機が衝突した際の衝撃になります。
対数計算は少し数字を間違えると大きく結果が変わってきますし、そもそも例え方もどこまで正しいか地震がありませんが、今回の地震の大きさを考えさせられます。

0 件のコメント:

コメントを投稿